#とーりゃ卓 CoCTRPGシナリオ『ニジゲン』リプレイ

私立探偵南方睦実くん(キャラシート)キャラクターデザイン:ダムるしさん

 

とーりゃさんのオリジナルシナリオ「ニジゲン」、とーりゃさんKPで卓を囲んできました。楽しかったー!

ダムるしさん・△さんこといぬおさん(それぞれCoCリプレイにアドレスを貼っています)というお友達の集まりで囲ませていただいたので、事前に話し合いながらバランスを考えてキャラシートを作った結果、わたしの振った目がいちばん探偵っぽい(外見に特出したところがない)ので探偵では? SAN値35の私立探偵いる????ということでいろいろな意味で盾になってもらう用心棒にいつもくっついてもらっているという設定でダムるしさんが用心棒・桂くん、そのへんに転がってるよくわからないクズがひとりほしいよね~ということでいぬおくんのキャラメイクした啓秀くん(21歳ヒモ、女と揉めて転がり込んでいる)というポンコツ三人組でのプレイとなりました。南方先生が啓秀のことをちょっと好きというのは完全にどうでもいいフレーバーです。ちょっと好き以上のなにかでは別にない。そこでなにかにできていたら24歳まで童貞を守り抜いていない。

リプレイとしてはド素人目線のそれとしてご笑覧ください。

 

依頼を受ける

若い女の子がやってきて依頼を受けるというスタートなんですが、わたしは「若い女の子から(料金を取らずに)私立探偵が依頼を受ける必然性」「これは釣りというか依頼人をそもそも信じていいのか」みたいなのが最初にあり、まあでももちろん選択肢は受けるしかないんだけど受けるんだよねこれ?」と、聞いたっけ聞かなかったような気がするな……ここRPが長くて(これなにをどうしたらいいんだっけというのがよくわからなくて)すいませんでした。後半はちゃんとみんなに聞いてRPしている!

捜査に行こう!

「とりあえず行くところを整理しよう→いつも行ってる漫画喫茶(実はそこにいるのでは?)、ターゲットのご実家(行方不明になったきっかけがわかるのでは?)、警察(依頼人から入ったいくつかの事件情報の手がかりが見つかるのでは?」という三択を立てて、あとで気づいたんですが行く場所として「バイト先」を入れるのを忘れていました(あとでNPCからツッコミが入りました、KPさんありがとう!)、あと選択肢としては学校に聞き込みというのもありだったのではと思うんだけどシナリオ上は関係なかったっぽいですね。

漫画喫茶

そもそも私立探偵ごときに顧客情報を出すのか? 情報出ないのでは? と疑っていたので、うまく情報が引き出せなかった時の保険に啓秀にAPP14のちからで(いうて14なんですけど……)なんとかしてもらおうと思ってとりあえず南方・桂で「桂さん威圧感出して!」「もとから出てます……消せたことないです……」みたいな感じで話しかけたんですけどRPが長(略)すいませんでした、というか言いくるめを振れよだしそもそも言いくるめを振る必要もなく喋ってもらえたんですけど……。「ターゲットと親しくしていた店員がいる」という情報を得て啓秀と合流。

警察

ダムるしさんが警察に先に行こうというので(リプレイを読むと自宅が最終ダンジョンではという疑惑を持ってたんだな)桂・啓秀チームのロールを先に。南方先生は依頼人と合流、南方先生の中の人はこの隙にスマホミュートして(通話だけスマホでやってたので)トイレ行ってました。

ここから桂さんのファインプレー伝説の始まり、ダイスの目に恵まれて昔職質を受けた繋がり(笑)のへっぽこ刑事が現れいろいろな事件との関連性をぺらぺら喋ってくれてしまったぞ! 桂さん、たぶん自分が思ってるより男にモテてるぞ!

ターゲットのご実家

一方南方先生は依頼人と合流、ターゲットのご実家に案内してもらいます。いい天気ですね~でも依頼人さんの笑顔のほうがもっと輝いてますよ的なくだらないことを言いながらご実家に到着。ここで南方先生の中の人はようやく言いくるめを振ることを覚えたのですがここで失敗。なんでや。上限値まで振った言いくるめ技能は飾りか。この状態でターゲットの厳格なお母様を説得できる気は全くせずNPCにめちゃくちゃ助けてもらってよろよろと高校生女子の自室に潜入することに成功しました。「理性ある大人ですから若い娘さんのタンスを開けたりとかは絶対にしませんから!」

そしてターゲットの娘さんのノートパソコンを「やだなあーこれセクハラじゃないの~訴えられるよ~」とNPCに泣きつきながらチェック、不穏なメールを確認。本棚からは不審な本を発見。不審な本に関しては記憶の中の桂さん(おにいちゃ~ん)が「こわそうなものを見つけても先生はけっして詳細を確認しないように」と言っていたので(南方先生のSAN値が35しかない対策)先生は詳細を見ずに、ここで警察での調査を終えた桂・啓秀チームに連絡、どうせもうご実家のお母様の探偵事務所の人に対する評価はだだ下がりなのでええやろということで合流(NPCのちからで突破させていただきましてありがとうございます……自分の力でどうにかすべきなのでは!?)

ご実家に合流した桂・啓秀コンビがあやし~い本をチェックしている(「先生は部屋の隅のほうにでも行っててください」)ので一抹の寂しさを覚えながら部屋の隅を眺めている先生を尻目に桂さんと啓秀はSAN値チェックが入りました。なお本の間から出てきた美女のブロマイド(※ブロマイドじゃない)は見せてもらえたので先生は「わーい美人だわーい」と言いながら貰いました。

みんな集まったところで、改めて、ネットで怪しいメールの内容である謎の宗教団体について調べてみるも目立った成果は得られず。

どうでもいいけど先生は今回のいろいろを通じて七年くらい使ってるガラケーの知らなかった機能をいろいろ覚えたと思う。いつもの調査は桂さんとべったりふたりきりだから。

ターゲットのバイト先

さてこれからどうしよう? と言い合っていたところ、NPCに「バイト先……」と言われてようやく気づくヘッポコ探偵団。というわけで3人でバイト先に行って……ここで何かがあった覚えはないな? ロッカーに忘れていったという本を預かり、ここで時間もちょうどよくなったのでターゲットと仲が良いらしいネカフェの店員さんに会いに行くことに。

岸くんと桂さんのアツい友情

仲が良いはずと聞いていた岸くん(NPC)はしかし仲良くなんてない! とかたくなに否認、ターゲットと関わりがありそうな謎の宗教団体についてちょっと触れてみたところ、岸くんがその宗教を信じているらしき言動があり、ここで桂さん勝負に出ます! どうでもいいけど南方先生、言いくるめがうまいという設定のわりに言いくるめに失敗してばっかりだったし最後までそうだぞ! 技能値80%は飾りか!

「僕もこの顔ですので幸福な世界に行けるという教義に興味があって……」

APP6が説得力を持つ瞬間! すごいぞ桂さんと桂さんの中の人(ダムるしさん!)

我々も口々に口裏を合わせて教団に関心があることをアピール、「ターゲットと同じような境遇で苦しんでいて」の啓秀はともかく先生の「生まれながらのバカで」はアリとして通ったのか微妙ですがこれまでに言いくるめに失敗しているので……。

対決! 謎の宗教団体

ここから先の展開について軽く話し合ったような気がするしRPでなんとなく流したような気もする。「できればターゲットを連れて帰りたい」「少なくとも話をして納得をしているかどうかが聞きたい」「宗教団体の解体まではべつに目指してない」くらいのイメージだった(共有されてたかどうかは自信がない)。

なかで聞き込みに成功するも、ターゲットについての情報はどうしても入らず(話の流れからぐだ子@FGOのコスプレをしたオタク女のRPをKPさんがやってめちゃくちゃおもしろかったです)、だらだら一般人と喋って油断しきったところで啓秀がひとりで入った部屋でSAN値チェックを食らったのが痛かった。まあ桂・啓秀で入ってもどっちにしろ削られたと思うし先生は入らなくて正解だったのでどうしてもああなったような気はするけど……。

バトルになっちゃったぞ

謎の儀式で人死が出るのはやだなーそもそもターゲットが死ぬ可能性もあるしそれより先にどうにかしたいなーと思ったのですが先生の自慢の鍵開け技能を出せる空気でもなくそんなこんなで儀式は不可避という流れに。あとでシナリオ読んだら儀式中に乱闘に入るというか「ちょっと待ったー!」をやることは可能だったっぽいんだけどハワワワワとか言ってるうちに人がひとり死んでしまった。秋山くん(NPC)ごめんよ……。

「エッこわ」「こわない?」「こわい」とか言っているところに岸くんが「これもしやこわいやつ?」といいに来てくれたのですがこれもさっさと岸くんに話しかけてあげるべきだったんだよなー! NPCにはとにかくがんがん話しかけること! ダメなら切り上げられると思うし! おぼえた!

岸くんのサポートもありバトルへ。

「死体遺棄事件の犯人はあなたですね!」←探偵として言えて満足

あとから考えたらいちばん敏捷な先生がシュッとボス戦に突撃するのがいちばん良かったような気がする。コンデジ投げてる場合ではなかった。コンデジでダメージ入ったけど……。初期値で投げてダメージ入ったけど……。

ここまで顔とコミュ力担当だった啓秀がラスト怒涛の追い上げをかけ、敵のボスである美女に魅了されて活動停止後発狂するも一瞬正気に戻り止めをさしておわり! ゲームクリアでした。

 

しかしエンディングで南方先生は見てしまったのだった……事情聴取の刑事さんのボールペンから異形の者がコンニチハするところを……!

反省

わたしはまじでガチのど素人なので、勝手がわからなすぎる時はとにかく「整理しよ」「○○していい?」とみんなにがんがん聞いていくのが大事だなと思いました。楽しかったです! 次回もがんばりたい。

 

キャラのRP的な意味では、南方先生はなんとなく退屈な人生をぼんやりと生きているタイプのありがちなボンクラなので二次元に行きたい気持ちはけっこうわかると思っていたと思うし、「本当は行けないのに騙していた」とわかったときけっこうまじでキレてたんじゃないかなと思います。対して啓秀は出自がターゲットと偶然似ていたこともありターゲットに帰還してほしいという感情がいちばん強かったんじゃないのかな。なので、ゲームとして最善かどうかはともかく、先生がキレてコンデジをブン投げ、啓秀がターゲットを守るほうに向かったのは「らしかった」かなーと思います。ラストで啓秀が一瞬正気になったのも飯田さんへの想いという意味でめちゃくちゃ良かったですね。運命的な出目だった……。まあ啓秀は飯田さんみたいな子には手は出さないんだろうけど南方先生的には人生そういうまじめな恋もありじゃないのと思っています!