#とーりゃ卓 の第二回初心者TRPG勉強会に参加してきました

個人的な日記です。

第一回に参加した△さんがていねいなレポを上げているのでレポをお求めの方はそっちへ。なおこのレポと同じシナリオだったんですがいいねだけ押して別に読んでなかったために今感想を読んで「わかる~」と言ってニコニコすることができたぜ!(読んでたら別のシナリオをプレイさせていただいたはずなので)

TRPGはたぶん4回目なんですけど、読み物としては角川スニーカー文庫から出ているソード・ワールドリプレイはめちゃくちゃ読んでいました。『盗賊たちの狂騒曲』のシリーズとか死ぬほど読んだ。なのでTRPGに対する憧れはありました。あと説明が難しいなと思ったのでKPさんにはお伝えしていなかったんですが小説としてのクトゥルフというかラヴクラフトは全集を何巻までだっけ? 何巻かは読んでおり(全巻読破はしてないと思う)、自分の書いている小説はわりとクトゥルフだな~そのうち体系的にそのへんのことを色々調べないとな~とは思っていた。のでクトゥルフTRPGに興味はあったのですが、これまでのTRPG3回の経緯というのが、

1回目:たしか小3か小2くらいの頃に、家族でピクニック中に、兄が前触れなく無記入のキャラクターシートを配り始めて家族でやることになった。わたしは(知的レベル的に)全く参加できなかったんだけどあのシナリオはクリアできたのか? というか、シナリオをやったのか?

2回目:高校では囲碁将棋部だったので、大学生になってもできるかな? と思い、大学1年生のときボードゲームサークルに遊びに行ってみたら事実上のTRPGサークルだった。一回だけやったような記憶があるのだがすべての記憶があいまい。なんとなく先輩たちとオタクの方向性が合わない気がしたのでボードゲームサークルには入部しなかった。

3回目:ずいぶん昔インターネットで人狼に一回だけ参加した。即死んだ。

というわけで、向いてないような気がしてたんですよね。誘われても「向いてないんだよねー」と言っていたんですが、前述の△さんこといぬおくん(フリーランス同士時間帯が合うのでよく作業Skypeをしている)に「向いてないわけないやろ!」と言われ……

というのはいぬおくんとぼくはそんな頻繁に作業Skypeでなにを喋っているかというとクソみたいなコント略してクソコントを延々とやっていて最近だと10時間にわたりメインキャラクター7人をふたりで回したりするという意味不明の遊びをやっているので……言われてみたらTRPGと何が違うのかと……

で今回、第一回勉強会の主催者さんでありKP(キーパー、ゲームシナリオをコントロールし司会進行を務める方。たいへんな役目だ! おつかれさまでした! ありがとうございます!)さんであるとーりゃさんにいぬおくんから紹介していただいたところ、第二回勉強会があるので参加しませんか? と誘っていただき、ぜひぜひ! と参加してきました。楽しかったです!

 

今回事前学習として、動画みてみてね! とKPさんに紹介していただいていたので、ニコニコ動画で「実はめっちゃ面白いクトゥルフ神話TRPG」を2回まで観ていました。2回までしか観れてないのはこわかったからです!(笑)というか、わたしは閉所恐怖症なので、「これはもしや舞台設定の時点でめっちゃ怖くなってゲームシステム上より先にわたし本人が発狂するのでは……?」みたいな気持ちになり、ドキドキしながらとりあえず当日は一時間カラオケに行って閉所克服力を高めてから臨みました!(日記)

ともあれ雰囲気は掴めたので予習は大事だな~と思いました。

とりあえずいぬおくんにそそのかされるままにキャラクターシートを作ってみたのち、ルールブックをめっちゃ読み込んでいるのにゲームプレイの機会に恵まれていないダムるしさんと一緒にキャラクターシートを持ち寄ってああでもないこうでもないと言って遊んだりして、楽しみにしすぎやろという感じで当日を迎えました。

 

当日は

20:00 Skypeグループ集合・勉強会開始

22:16 ゲームプレイスタート

03:05 (くらいだったと思うんだけど)ゲーム終了

ボケてて、ばんごはんとおふろを先に済ませておくべきだったということにプレイ中気づきました。飴舐めてました。みんなはばんごはんとおふろに気をつけてね! 通話でやるなら歯磨きもだね!

無事全員生還でした。

フリーダムでかわいくてエロに興味しんしんの高校生くん、不運でハラハラさせつつもおいしいところをさらっていくピュアな職業司会者くん、しっかりもので度胸の据わったハーフのお姉さん(最近着てないから!という理由でセーラー服を装備)、そしてわたしが強靭なババア(古書店主68歳)という編成でシナリオに挑むことになりました。ホンワカパッパなメンバーとKPさんの明るい雰囲気で全然怖くなく、いや全然てことはない、ホラーゲームが全然怖くなかったら面白くなかったみたいじゃないか。ちゃんと怖くて面白かったです!

 

今回わたしが作ったキャラクターシート

外見が完全に「醜い」に傾きすぎなのでどうしたらいいでしょう~とKPさんに相談したところ、「顔に大きな傷とか」という案を頂きました。とーりゃさんはいろいろな疑問にとても丁寧にやさしく答えてくださってありがたかったです!

体力がないこともあり、顔に大きな火傷のある老婆、という設定からまず組み立てました。老婆にしたのは顔にコンプレックスを持っているという設定が強いとロールプレイが面倒かな、若いころはいろいろあったけどもう別にそんなに気にしてないくらいにしよう~ということで。「筋力はあるけど体力がない」という数値も「働いてるから体は動くけど体力は落ちてきた」でフォローできるし。

あとは老女のロールプレイが一番得意なので……。

外見があれなのであまり外に出ない仕事がいい、知的レベルが高いので知的財産系の仕事で成功していて自己肯定度が高い(美醜には振り回されない人生を歩んでいる)、SAN値が高いので色々な場数を踏んでいて肝が据わっている、筋力がやけに高いのは本を振り回す仕事だから、という理由でなんとなくキャラクター設定を組み立てたのですが、

まさかあんな脳筋突撃ババアに仕上がるとは……。

シナリオ終盤、「プレートアーマーを着て怪獣のいる部屋に入る!」と言い張るババア……

プレートアーマーの音で即寝てる怪物を起こすババア……

プレートアーマーの装甲で無傷で帰還するババア……

プレートアーマーおばあちゃんという概念を生み出してしまい、自分でも何が起こったのかよくわかりませんでした。死ななくてよかった。KPさんを含むみんなに「死ぬと思った」と言われるババア。すいません……。

どうせ怪物を起こさずに行動をすることなど不可能だったのだから、怪物を起こして話し合う・怪物を起こして殺すといった選択肢があったのだな、ということが今ならわかる。シナリオが4時間を超えたあたりからかなりねむかったので少し正常な判断力を失っていた(少し……?)。ばんごはんとおふろと歯磨きのほかに仮眠も必要だなと思いました!

あと、おばあちゃん、混乱してる若い子たちを早く安全な場所に連れて行かなきゃとちょっと焦ってたのよね……。完全に入り込んでいた……。

 

少ないSAN値をどんどん減らして青ざめ震えながらも丁寧な試行錯誤を重ねてみんなを引っ張ってくれた義孝くん、ここ一番の決断や選択を冷静に判断してくれたしっかり者の真琴さん、ひたすらかわいくそしていつも勇敢に心の支えになってくれた添くん、ありがとう! 依子おばあちゃんは無事生還し、今日も稀覯本を振り回しています。

すっかり夢中になった夜でした。次回のセッションが楽しみです!

 

わたしはふだんちょっとした塾っぽいものをやっていて、いちおう人に指導する立場なので、人に教わりにいくのは新鮮でとても楽しかった。そういう意味ですごくリフレッシュできてよかったです。あとフリーランスなので「みんなで力を合わせる」に飢えていたなと思いました……。

親切に丁寧に教えてくださったとーりゃさんと同席してくださった皆様ありがとうございました。なかなか楽しく遊べなかったTRPGと和解できてうれしいです。お金に余裕ができたらぜひルールブック買って読み込むぞ!