たかがアニメの感想だぞ

わたしは2015年に30冊くらい同人誌を作るくらい二次創作が好きで、忘れたけどpixivにも200件か300件くらい投稿をしていました。同人誌を刷るためなら薄給を削っても惜しくなかったし毎日楽しく暮らしていました。

 

二次創作をやめたいまも楽しく暮らしています。わたしは楽しく暮らす才能があるからです。

 

でもだからといって二次創作をやめたほうがいいんだろうなと思うに至った経緯のことは許してないよ。

 

面倒臭いので今回の件の火元に関してはリンクを張りませんが(当ブログは基本的に火元のリンクは貼りません)「舞台レポ漫画」は「ナマモノ」だから「漫画・アニメ作品(いわゆる二次元)を題材にしたスペースで頒布すべきではない」の話ね。

問題点は以下だと思います。

  • 「ナマモノ(いわゆる3次元)」の取り扱いが微妙であるとして、その微妙さに言及できるのは微妙さに日々さらされている当事者間の問題であり、第三者が注意喚起できるかどうかはそれもまた微妙な問題ではないか(この件に関しては本当に媒体によって微妙さの種類が色々に存在するのは知ってるのでこれ以上踏み込む気はありません)
  • 「ナマモノ」と「半ナマ(いわゆる2.5次元)」の取り扱いの問題はそもそも別のはずだし(これも媒体によって全く別とは言い切れない側面もあるらしいので全く別とまでは言いませんし部外者が踏み込む気もありません)、舞台は「2.5次元」では?
  • そもそも「ナマモノ」「半ナマ」という表現は「二次創作的フィクション」に対しての呼称であり、「レポート」「感想」の類は「評論」であって、ここまで挙げてきたあらゆる「微妙さ」とは全く関係ないのでは?
  • また根本的な問題ですが、「アニメ」スペースで「評論」を頒布しようが逆に「評論」スペースで「ジャンプFC」を頒布しようが(コミケのジャンルコードっぽく例えましたがコミケ以外のイベントでも)、イベント側が規制していない限り自由である

 

まあナマモノと半ナマに関しては微妙にこう十年間くらい聞き取りができるシーンがあれば「最近どうですか、どんな感じでやっていますか、若い人とはうまくいってますか」みたいな話をぼちぼちして、誠実な対話ができる人もいればできない人もいるし、べつに理屈が通らないわけでもないし、でも平和にやってきたので平和にやらせてくれというのがあるのはわかっているつもりなので別に踏み込まない。逆に言うと「ウワッめんどうくせえ!!」と言われるのを覚悟でやっている(やらざるを得ない)ということなんだろうな~という話はいっぱい聞きました。のでそれが「微妙」「繊細な問題」と言われること自体は頑張ってくれーッと遠くから言うことが友人として誠実な態度だろうと思っています。

でもそれは「ケガレ」の問題じゃないんですよ。

普通に具体的に障りがあるという理由があるわけです。たとえばわたしがほんの少しナマモノジャンルにいたころは妄想の対象である彼らの多くが男同士の同性愛に対する完全な偏見を持っているということは分かり切っている状態でやっていました。本人に絶対にばれたくない(ラジオとか舞台でネタにされたくない)ということがおわかりいただけるかと思います!!!!!

なので、「ナマモノは立ち入り禁止」みたいな言い方をするのは、どうなんだ? 「ケガレ」だから「近寄るな」という話になっていないか? というのが気になったポイントですがていうかその話もいまはどうでもいいんですよ。

 

他人の活動につべこべ口を挟まない!!!!!!!!!!!

 

わたしはブログに書いている文章を一貫して「感想」と呼んでいて、noteの有料エントリに上げているもののことは「評論」として書いていますが、それはそれとして全部コミケのジャンルコード的に言うと「評論」です。感想、考察、評論、なんでもいいですが、「データベース本」の話は今回はともかく、基本的に「評論」というのは別に「事実」ではありません。いいですか、「評論で扱われている言説は事実ではない」それこそ「個人の感想です」!

なにをうじゃうじゃ喚いているかというとですね。

かつてわたしは同人誌を月に三冊くらい作りながらpixivをぱかすか更新しながらアニメや漫画の感想をばかすかTwitterに書くタイプのオタクでした。アニメがあんまりおもしろかったのでアニメの感想をブログに書きました。なぜかめちゃくちゃバズってしましました。まあそれはいいです。ありがとうございます。

荒らしと粘着が付きました。まあそれもいいです。よかあないけどインターネットの風物詩ですからね。

捨て垢でもなんでもない普通のオタクアカウントから、「あなたに影響を受けた人たちから攻撃を受けてとても困っていたのにあなたは楽しそうにしていてわたしは泣いている」みたいなリプライを受けました。

この場合悪いのは誰でしょうか? わたしではありません。あってたまるか。

  1. わたしに影響を受けていて、わたしの考えたことを基準に何らかの発言をした人(※実在するのかは知らない)
  2. わたしに影響を受けていなくて、わたしの影響を受けた人の何らかの発言に傷ついた人

答えは両方です。

  1. 影響を受けるな。
  2. 傷つくな。
  3. おい冷静になれよたかがアニメの感想だぞ!?

まあね、でもおまえのせいで喧嘩をしてると言われたらさすがにどうかと思うよ。という理由でわたしは「俺のせいで喧嘩をするなよ」と言う完全な体制を整えるべく、二次創作を発表するのをやめ(かなむらさんはどうせ○○を書くような人だからと言わせる権利を奪い)、知的な発言を増やし(かなむらさんの影響を受けている人は悪い人だと言う機会をできるだけ削減し)、そのうえで喧嘩の火種になりそうな文章を有料課金制にし(金を払って影響を受けた人は別に影響を受けるくらい正当な権利では? そして金を払わないと読めない以上傷つけられた人がいたとしてもわたしのせいではないのでは?)現在のような状況があるわけです。

 

この件を受けてレポ漫画の件についてなんでこんなにとやかく言わないといけないと思ったかというと骨子はこう。

  • 人はイベントルールに則っていれば頒布したいスペースで頒布する権利があります。
  • それはそうと、人はダルいインターネットに出会ったら全力で逃げる権利があります。
  • 都合と判断はひとそれぞれです。
  • 他人の意見を鵜呑みにするな。自分の首の上に乗ってるやつを使って考えろ。
  • 他人の意見を鵜呑みにして攻撃的になった人間の攻撃性の責任は、わたしにはない!

 

もう昔の話なので書きましたが、おそ松さん二期が始まってわたしが同じ轍を踏むと思うなよ。お楽しみに! 夏コミ受かってたら評論で出ます! よろしくね!