文章を読んで褒める商売

水曜限定バーゲンセール文章を読んでメッチャ褒めるという商売を始めた。わたしが水曜だと言った日が水曜だ。(※週中心が折れたときに類する状況でどうぞという意味です、別に水曜限定ではない常設商品です、そもそも今日は木曜です)

感想云々の話の続きというか、「じゃあ逆に言うけどとりあえずメッチャ褒めるサービスが実際あったとして君ら利用すんの!? それで何を言われるかわからないとしても!? 正直何を言われているかすらよくわからないとしても!? 何のために払った何の金なんだよと思うとしても!?」くらいの感じでキレ散らかしながら朝一で商品を用意したんですけどね。

 

楽しくてね……。

 

二万字二千円という価格設定は読む側の感覚としては破格です。なぜなら

  • 内容によっては長さにかかわらず何時間も食われる可能性がある(時給換算という概念が死んでいる)
  • 内容によってはものすごく情緒が不安定になって一日飛ぶ危険性を踏まえてやっている
  • 何があっても褒めると確約した以上何があっても褒める語彙を引っ張り出さなくてはならない

感想は200字程度ですが一字一句ちゃんと読んで至極まじめに書いています。それが欲しかった感想かどうかに関しては確約できませんしそもそもわたしの言っている意味が分かるかどうかすら確約できません。知らない人の書いた文章なんだからわかるわけがない。どういう意図で書かれたんですか、その点においてここはうまく書けていると感じられました、みたいな話をするためにはもっと何時間もかけて話し合わないとわからないしさすがにそれは二千円でやってられません。というわけで読んで「ここのポイントがとてもよかった、効果的だった、ここで感動した」みたいなことをお伝えするだけに絞っています。あとわたしの個人的な好みの話は極力頭のどこかに追いやっています。追いやらないとうっかり地雷を踏んだ時にキレ散らかして仕事にならないからです。

というわけでわたしのメンタルが死んだらこの商品は閉じます。リスクを背負い個という概念を消してひたすらに読んでおります。いや、全部おもしろかったですけど。

 

褒めるところがない文章というものはこの世に存在しません。存在するだけで尊いからです

ただその点を褒めることが道義上どうかとか相手にとって褒められたと感じられるかどうかは微妙というだけで……。

 

人の文章を褒めるのはとても楽しいです。

楽しいのは楽しいけどしかしこんなことばっかりやっていたら仕事にならない!

時間泥棒!

 

ご利用お待ちしております。

 

言っておくけどうちのお店はコンセプト優先で採算度外視すぎて手間のわりに全く儲かっていません。手間のわりに全く儲かっていないようなことをするのが好きなんだよ。わたしの人生そのものですね。