一杯飲み屋と大道芸と賃仕事と小説

こうやって書きだしてみるとなんか「それっぽさ」はあるね。

カラ松タンクトップ君を着てうかれて過ごしていたらさすがにタンクトップ一枚では寒かったみたいでまんまと風邪を引きました。人生のなかでも上位に食い込む馬鹿っぽい風邪の引き方だと思います。これ書いたら資材買い出しがてら大根とはちみつ買ってきます。頭がボーッとしているので住所を書き間違えそうでこわいんですがいいかげんそんなことを言っている場合ではない。

 

5/1に上げたお仕事の話の経過報告。

べつにそういうのが目的のブログではないのでどれがいくらくらいみたいな話はしませんが、いまわたしの収入の基盤はnoteで、ただnoteってプラットフォーム自体が投げ銭しやすいフォーマットになっていて、わたしみたいな九割無料で書いてても(九割無料にする戦略というのも考えたうえで書いてはいるわけだけど)毎日ぱかすか書いていれば塵が積もってってところはあります。クレジットカード支払いしかできないんですが、逆に言うとクレジットカード情報しか渡さなくていいし、書き手と読み手の間の個人情報のやりとりもない。投げ銭フォーマットとしてよくできている、他でちょっとこういう文章を書いて帽子を回すコンテンツをやるフォーマットなさそうなので続いてほしいんですけど、つまりあそこ文章書きが大道芸をできる珍しいフォーマットなので、他にないよねと思うし他にないということはnoteがサービスとして沈んだらこの収入は消えるということです。

今月は通販処理しそびれていた古い同人誌の在庫をひっぱりだしてきて買って頂いたので(ほとんどフリーマーケットのノリ)それの収入が結構あってよかったよかったという……過去の自分からおこづかいを貰った状態ですがこれ返ってきただけなんだけどね……(うちの同人誌が赤字ではなかったことがあったかどうか……)。

 

というわけでいま収入源がnoteととらのあなとboothとアフィリエイト広告と、お店と、それ以外の以来のお仕事、って感じなんですけど、収入源を分散させるのは少なくともわたしの場合は精神衛生上良くて、一個詰まったり伸び悩んだりしても、まあでも細々とあのへん……とかあのへん……が売れてるからいいか……って思うので、よかったなーと思います。

あとまあ二次創作時代の自分に相当支えられてる部分はあると思う。

 

お店なんですが、

通りすがりや合わせ買いで買いやすい価格帯のものを多めに、それなりの値段だけどまあそんなもんかという価格帯のものをいくつか、要交渉の大きい商品を少し、というラインナップで揃えていて、住所入力必須はある程度の「会員制」で、大きい商品の細かい価格表を出そうかどうしようか迷ってるんですが「相談したらやってもらえるけど相談しないとどうなるのかわからない」くらいのほうが、「小さなお店」の身の丈に合っているのではと思っていて、

というのは、小さな料理屋で「パーティー料理を作ります、応相談」の内容の内訳が常に書いてあるのは何か違うのではないか、細かい買い物をする人が「これがメインなのかな」と思うような店がやりたいわけではない、みたいなことを考えていて、自動見積もりフォームとか作れないわけではないんだけどどうしようかなあ……と思っています。

高価格帯の商品がなんで高価格かというと手間がかかるからで、おそらく本数こなせないし疲弊度も高いと思う、が、やってみたいし、やってほしいと言ってくれる人がいるのはありがたいと思う、という感じなので、メニュー表には載っています、あとは相談してください、って感じです。

結構定額商品の枠の中でフリーダムな指定をくださって一緒に遊んでくださるお客さんもいらっしゃるので、なんかみんな、てきとうにくつろいでね。できないことはできないし、「思った通りのものが上がってくる」ようなタイプの店ではないけど。

 

ウェブライターなりブロガーなりとしてやっていこうと思って色々調べていたとき、「わたしは、こういうものが常に生産できます、という確約ができるタイプの物書きではない、フォーマットが決まったものを書けないわけではないけど書いていたら多分潰れる」と思って、「それよりもっと、その時にある材料で、自分にできる味付けの料理しかできない、その日仕入れた材料でありあわせのものを出す居酒屋みたいな場当たり的な文章しか書けない」と思って、うまいことnoteのプラットフォームがハマったのでこのやり方でもどうにか軌道に乗って、いまあの地に足のつかない埒もない店をやってそれなりにお客さんがぽつぽついらしていて、って感じで、それはすごくラッキーなことだと思うんですが、なんかしみじみと「誰かと一緒に足並みをそろえる」に向いてなかったのかなあと思います。前職が続いたのだって給料そのほかのことはともかく七割くらいワンオペで裁量を任されてる部分が大きかったからだし……。

たぶん今結構焦っていて、まあ焦るべきタイミングではあるとは思うんですが、朝七時に起きて夜九時ごろまでぶっ通しで働いたり企画を毎日三本とか立てて予定を更に逼迫させたり徹夜で仕事して体調崩したりしているのでたぶんぽきっと折れたら折れるだろうとは思うんだけど、おそ松さん観たので、またその話かよですけど、まああれ観たので、必死で死ぬまで生きればいいし、ダメだったら諦めて次行けばいい、って思いながら生活しています。

 

まあでも本当にラッキーだったと思うしこんなにうまくいってて大丈夫だろうかって思う。つぶれない範囲で頑張りたいし周りの人を大事にしたい。

 

二次創作の在庫なんですが、

登録し忘れた本が三種……………あるんですけど今更出しづらいので来月くらいにまた載せます……そのころには新刊が出ている予定です。なんと。頑張ります。

あと、食用臨也読本の一巻があるっちゃあるんですが、あれ「二巻以降はどこかで読めますか」というお問い合わせを頂いたまま上げる段ではなくなってしまっていて、どうしようかなと思ったんですが、二次創作を電子書籍で有料配信するのはわたしの倫理に反するし(わたしの倫理であって全否定するものではないです)、さりとて無料で置くとやめるっつったのにズルズルになっちゃうし、どっちにしろクローン人間生産工場の話は繰り返し扱ってるテーマでもう一回書かないといけないとは思っていたので、オリジナルでそのうち書き直そうかと思います。オリジナルで書いたからそれで埋め合わせになるってものでもないとは思うけど。あとあれとは全く違う話になるのはそれはそうだと思うというか、ならなかったらおかしいと思うけど。

循環とか野ばらあたりも再版するくらいならもう一回書きたいなというのはある。とても。

ああ小説が書きたいな。文章がたくさん書きたい。おもしろいことがしたい。してるんだけど。あといい加減それなりにちゃんとしたカメラが欲しい。楽しいですが風邪は治します。

 

最近あったうれしかったことは、にびさんがSkype中リアルタイムでチュウレンジバチと薔薇を読んでくすくす笑っていたことと、依頼原稿をいくつか書いたことです。楽しかった。