手帳についての備忘録

はじめに

この記事は哉村哉子のメイン手帳についての備忘録です。
去年書いておこうと思って書かなかったため、何を考えて2023年分の構成に行き着いたのかを探すのがめんどくさく、若干後悔しているので、今年は書くか~と思いまして……。

以下の順番にお話しします。
①2022年までの手帳
②2023年の手帳
③2024年の手帳はこうしたい

①2022年までの手帳

手帳とか日記帳が好きで、小学生の頃からずっと買っています。
直近3年くらいはずっとNOLTYでした。
近所で買えて、考える必要が一切なかったから。
結構色々試していたのですが、1年間使うのに紙が気に入らなくてぼんやり嫌、かなり乱雑に使うのですぐに壊れて嫌、紙面に細かい要望を上げだしたらきりがないので紙面を半分くらい無視して使い慣れたNOLTYを使った方が楽、と思っていたのですが……。

直近3年間、こんな感じでした。

2020年の手帳
2021年の手帳
2022年の手帳


あまりにも紙面を無視してすべてを書き込んでいたため、何が何だかわからなくなり、手帳とは……? という段階に入ったので、「綴じ手帳一冊にすべてを求めるのはもう無理だ。やめよう。システム手帳に行こう」と思った次第です。

昔の手帳も色々書いてあってこれはこれでたまに見るとかなり好きなのですが、手帳って色々書いてしまうととにかく読みづらくなり、検索性は死に、意味がなくなる。そういうことを何年もかけてようやく理解した。

②2023年の手帳

というわけで2023年はためしに2000円くらいのシステム手帳カバーを導入し、どういう手帳をどうつけたいかをまじめに考えました。
11月時点で1回使い方を決めて、その後紆余曲折あり、夏くらいに運用がいったん固まりました。

・マンスリーリフィル

多分使うんじゃないのかなと思って買った。何月に何をやったほうがいいというメモ(確定申告は1月に始めろとか)の他は、TRPGで遊ぶ予定と旅行の予定を書いていた。ただこれらの予定はカレンダーにも書いていつも見えるところに出しているので、マンスリーは全然確認しなくなった。

ちなみにTPRGの予定と旅行の予定はかなり先の方に入ることがままあるので、3ヶ月見通せる卓上カレンダーを使っていて、とても便利。

一緒に映ってるのはhimekuriという1週間表示の日めくりカレンダー。便利でかわいい。

マンスリーリフィルを使わずに月間の業務をどう回していたのかというと、普通の方眼リフィルに「先月やったこと」「先月やったことの反省(KPT/振り返りの手法。詳しくはググってね)」「来月の目標とやることリスト」に分けて4ページ使って毎月1日に書いていました。

KPT。裏返したり表返したりする手順の都合でこういう配置。

いま、「大体このへんにこれくらいの仕事がある」というのを完全に自分の裁量であっちへやったりこっちへやったりしており、厳密にこの日が締切、というのがほぼないので、既存の月間プランナーでプランニングする必要が全然ないということに気づいた。

・ウィークリーリフィル

多分使うんじゃないかと思って買った。でも月間と同様、方眼リフィルを4ページ使ってKPTをやってタスクを洗い出して、何日にこのタスクを振り分けるというのをそのまま同じページに書いておけばそれで十分であるということに気づき、夏くらいからウィークリーリフィルは一切使わなくなった。
とにかく、既に1回まとめたことを別記する、という作業を全然やらない、ということに気づく。やらないので、タスクを洗い出したページ自体をいつも見ていて、それで十分だった。
というわけでウィークリーリフィルは今はもう挟んでない。

自分に必要なウィークリーの情報、これくらいでいい。ここしか見ない。

・デイリープランナー

デイリーは1ヶ月間じっくりいろんな種類のリフィルやノートをチェックしまくって、こういうことを書きたいという要望をまとめて探した。
1日分を見開き2ページで管理したい、リフィルだとバラバラになっちゃうからなと思って結局ノートになった。
とにかくタスクが10個は書けないと嫌だというのがまずあって(風呂に入る、掃除する、とか、毎日やることもリストに挙げるので)、その上で、24時間の時間枠が印字してあってほしい、10分一ますで方眼を塗りつぶして所要時間の管理もしたいので方眼ノートがいい、片ページはメモ欄にするので控えめな印字であってほしい、という要望で、見つけたのがレイメイ藤井のフリーデイリースケジュール。これはかなりよく、9月時点で10ヶ月に渡って愛用してる。

デイリープランナー。フリーメモに書いているのはYWTという手法による日々の振り返り。

このデイリープランナー自体には何の不満もないんだけど、やっぱシステム手帳に一元化したいという欲が出てきた。あと、ずっと書いてると、意外と見開きである必要はないというか、前日に書いたことを翌日見ながらタスクを洗い直すので、リフィルの裏表に書いた方が取り回しがしやすいような気もしてきた。

というのが2023年、11月末から9月初まで、手帳で本当にやりたいこと、自分の今の業態に完全に合わせた手帳の状態とは何かを考えた結果です。

③2024年の手帳はこうしたい

今メインで使っている手帳はPLOTTERというレザーバインダーです。PLOTTERはシステム手帳の金具を一枚革につけた製品で、ペラッとしていて存在感があんまりなく、圧が薄いので気に入っている。手帳というか体感的にはほとんどノート、すごくいいルーズリーフファイルという感じ。

扱いが荒いのでどうせぼろぼろになるのはわかっていたというか、4月に買ってもうだいぶ表面ボコボコですけど、これまで紙の表紙を破り、ビニールカバーを破り、合皮を破りつづけてきたので、もうヤダ、本革にする、本革なら大丈夫でしょ、と思って買いました。ハードに使っても全然堅牢で助かってます。あとPLOTTERはボコボコになるまで使ってる人結構見かけるからそういう使い方をしても怒られない気がする……。

PLOTTER。完全に緑ですが、商品名はブルーです。

さて上記のとおり、すべてのプランナー専用リフィルがリストラされ、ていうか紙面に印字のあるリフィルがひとつもなくなり、2024年は全部、PLOTTERの純正2ミリ方眼リフィルにすべて手書きされる予定なのですが、さすがに途中で面倒になるかもしれない。
でもPLOTTERの純正リフィルはノートパッドになっているのが魅力のかなりの分量を占めているので、紙面をPCでデザインして、パッドからリフィルを剥がしてプリンターに通すとか、したくない……。
あと、全部手書きすると「読みやすさとは?」みたいな話になってくるので、どうしようかな~。ていうか全部普通のフリーページにするということなので、手帳とは……って感じなんですけど……。それは……自由帳……ではないだろうか……。

デイリープランナー、全部手書きで全然いいという説もかなりある。あるが……。

おわりに

おもえば、20年くらい前大学生の頃、欲しい手帳がなくてロフトで毎年途方にくれていたものですが、最終的に全部手書きになるとは思わなかった。それで困らないというか、その方が回るんなら……いいですけど……別に……。
色々複雑です。しかし、というわけで経緯を記録したため、来年はこのページを見たらどうしてこうなったのかわかることでしょう。