鬱で寝ていた

ので、たいしたことは書けない。鬱で寝ているときの備忘録。

3週間程度鬱で寝ていました。抜けて来たので起きてきてこれを書いています。鬱といってもわりと軽くて、軽いわりにはなにもできないという中途半端なやつ。ので、創作はできない、風呂と着替えは頑張る、洗濯も頑張る、掃除はできない。ゴミ出しも頑張る……たったひとりの人生であってもギリギリ頑張っておいたほうがよいことの多いこと!

水! なによりも水が大事で、どうにか通販でペットボトルの箱買いをした。強炭酸水。鬱の時は常に刺激物を求めている(わたしはいつもそうなる)。わからないんだと思う、強い刺激以外のものが。逆に言うと強い刺激だけを求めてしまい、インターネットの強い言葉に反応してしまったりするのだと思うが……。

2日に1回くらいは家を出ることもでき、その時に肉と牛乳とにんじんを買ってきていた。

にんじんをスティックに切ってそのままかじる。鬱なのであんまり食べ物の味がわからなくて(わたしはわからなくなる)別に何をつけなくてもまあいいかと思う……味がわからない時もある程度「ふだんっぽい」状態にして食べた方が「ふだんっぽい方に流れる」ような気もするが、まあとにかくにんじんはスティックに切って食べている。これを書いている今も食べている。

にんじんは鬱の時しか食べない。育った家庭は料理に常ににんじんをいれる習慣があり、だからにんじんが普段は嫌いなのだが、いざ弱ると選んで食べるということはにんじんに家庭を感じて頼っているのかもしれない。少し面白い。実際はあまりそう思い出とは関係なく、生で食べられるうえ傷みにくいから買っているのだが……。

包丁を持つ元気があるだけマシということで、これが無理なときはおとなしくカロリーメイトを食べている。カロリーメイトにはいくつか味があり、わたしが一番好きなチーズ味をある人は嫌いだという。選択の幅があることがいいこと。結構味に癖があるので、どれが好きか確認しておくといい、のかもしれない。カロリーメイトしか食べるものがないが、カロリーメイトの中からは選べる、というようなときにそなえて……。

肉の話。

今年上半期、買って一番良かったものがホットプレート。

ブルーノのコンパクトホットプレートを買った。 https://idea-onlineshop.jp/category/BRUNO/ これに肉を放り込み、火を通して、ポン酢か、ごまドレッシングか、焼き肉のたれで食べる。このところにんじんスティックと焼いた肉で生きていた。米を炊いて食べきる元気がないので米は食べていなかった。にんじんと肉と牛乳だけ。近頃牛乳だけはいいのを買っている。牛乳しか飲まないでいることもあるので、おいしいのを飲みたいと思って……。

肉の話を、というかホットプレートの話をしていたんだった。ホットプレートがとにかく便利。作業場の傍らに設置したので作業をしながら肉の加減を見ることができ、火にかけたまま寝てしまうとかいったことがないという点において生活に合っていた。少しでも料理を、料理というほどのことはないが、とにかく作業をした方が、鬱は改善されると思うし……。

強炭酸水とホットプレート。にんじんと肉と、いい牛乳。具合が少しでも良くなったら這い出してきて外を歩く。広島の梅雨は毎年豪雨。この文章を書くのに3日かかりました。生き延びたい。生き延びましょう。