夢の中で誰かがわたしを永遠に子供のままであれと呪った
おはようと叫んでわたしはしあわせであった 朝日は何も知らない
永遠に終わらぬ祭りがあるとよい 誰もがHAPPY ENDの前に
欲しいなら指先ひとつで手に入る罰は黄金色をしている
女の子や猫や子供のまま生きるHAPPY ENDを時々思う
アダムの子供たちよ歌って踊りなさい子供時代を続けるために
完全に無欠な月をつくりだすのが上手だね 善い子たちだね
朝食の準備のハムを切り分けるときにいけない神託を聴く
神話とは一説によると理解するためのチューニングであるらしい
死と眠り 現実よりも現実の神話の中で生きなさい子ら
喪った正気の果てのどこかから拾い集めた「みんな善い子ね」
おかあさん愛してあげる本当に善い子につくりなおしてあげる
それでは今、本当の教育を君らに与える 御覧 これが死
弾丸のシャワーをあげる あなたをもう自由な夢へ解き放つため
ありがとう憎しみだけの人生が始まる前に笑ってくれて
本棚の本を一冊抜き出した虚に話をはじめるわたし