外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

Ⅲ HOME GARDEN『陽気な庭で』

愛のある人生だった紙食で賄えている栄養ならば

空腹でなければきれいな虫たちを食べることなどないというのに

庭は陽気 全てがあるのになにひとつわからないのは夢を見たから

広場では有ったでしょうか夏ですか光が射した時からですか

蜜蜂は光を孕み産みながら死んでいったら夏の日になる

「踊ろうよ、足がもつれるときにすら僕らは抱きあっているから」

ぬるまった水から自ら生まれたと単なる事実を経てここにいる

くちづけた臓器やらかい 食べ終わる時にいっときひとつであった

賑やかで陽気な庭で立っているわたしではないものたちの庭

とある朝ゾンビになってあたたかい内臓であるあなたを抱く

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