外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

Ⅱ とある黒幕について『いつまでも西日』

掌にあなたが触れる錯覚を忘れた頃に手紙を出して

夢で逢うあなたは金の砂ばかりわたしに渡す機械のようだ

恋をしていたって噂が広まっていたってくらい気恥ずかしいな

窓枠に置いたミイラのレプリカに射した西日の金色の粉

やさしげな言葉で話す人たちは死んでいいよと微笑んでいる

関係がないってことも知ってるよ迎えがないのは罪とかじゃなく

生まれたということ自体に含まれる疵さえあなたに与えたくない

古い歌詞Google検索したあとのいつまでも西日瞼の奥も

つまりおれはうまくやっていくだろうって単純な話でしたね

掌に砂を握って金色の西日よおれを好きに呼びなよ

新しい記事
古い記事

return to page top