指先をなくしたほうが良い日にはなくしてみたら解決となる
ゆるい夏ぽたりぽたりと落ちる蝉みんながみんなそのうちに死ぬ
道端でこけたある午後かみさまが「これからなんでも叶う」といった
音楽には鎮静効果を求めている 外的手段でロボットになる
布団かわ生涯変えてもらえるという生活に飽いて出てきた
弾みつつ喘ぐ誰かの喉元が急に割れたらこどもができる
ホラーショウわらえるのなら現実は全部きぐるみ そう 全部だよ
肉からは脂が滲みなんだこりゃえーえんにこれつづけるのかよ
海が鳴くときにわたしが海である単純さには及ばずながら
ゆるしはね、わたしが皆にあげるって、ずいぶんまえにきまったのです