電線をつたって落ちる鳥たちは遊んでいるだけ繰り返し落ち
不味かった新商品の半分を持て余している深夜の自室
神様が作った国を踏み潰す日を待って寝る 明日が来れば
ラビリンスそれは内腑をかき分けて死体のふりをしてる休日
忘れてね悪逆非道なヨノナカを生まれて生きていくことなんて
何もないワゴンの上に札だけが半額セールを告げ続けてる
イオンモールひたすら歩く罰だった 水曜日だからひどくうるさい
眼球をなくして直接ありのまま全てを知覚する日に翔ぼう
夢で会う君はありとあらゆる罪と罰知らない顔でただ怯えてる
憎悪という愛を忘れてゆくことがたぶん死だろう そうだったんだ