三日後に死ぬ日が来るとわかったら君の爪には桃色を塗る
床下に誰かいるって困ってる母をやりすごしてる午前零時
愛ゆえに君を忘れる時が来てエーデルワイスは逃走の歌
水中に浮かぶ花から茶を淹れてもらった午後に君を思った
なんでもない夢だよこれは単純な愛についてを語らうための
世界が、ではなくて世界というものがそれ自体すでに終わりなんだと
雪原を歩く君から様々の異形が放たれたまま帰らず
夢を見るなかで君には知られないままでわたしは死ねるのだろう
待っているキッチンにいるバーサークした世界のなかでまだ生きている
君ずっと以前におれが殺したの覚えてるのかな午睡の緑茶