驟雨だけ俺の心をわかっててそうしておまえのことも嫌いだ
笑い声どれもが俺の人格の不適合を照射している
同じ星だと信じるに足る要素提示できないまま またひとり
ふたりきり世界を壊しに行こうって約束してたはずだったろう
街灯りどれもこれもが俺たちを嗤ってここへおいでと誘う
おまえから教わることは何もない俺たちの道分岐している
ぬるい愛六千円で食いちぎり女は倒れて名前を呼んだ
買い物は楽しかったかと尋ねられ殺意の色は青いと気づく
ほむらよ われわれの住むこの星の善悪どれも間違っている
「裏切ったのはおまえだけだったんだ!」一新星が満ちる輝き
ざらざらに壊されてゆく養分が足りてないのに笑っているか
食べ方を先に忘れたのはおまえ 腐り始めた俺を忘れて
欲しいのは裏切りだけだ暗号は解読しないほうが正しい
あのころに差し出されてた手のひらを俺はどうして食べなかったろう
あ いま そこにいた あるいてた 俺がとなりで笑いかけてた
俺の虚おまえの形に開いているままだよ埋める術を知らない
どこまでも行こうか 星は丸いからおまえといるのと同じことだよ
正しさが永劫春の風のよう心を守れないやつは死ぬ
いつかまたおまえが俺を呼ぶようにそうして死んでしまえるように