あざみ咲く道のあざみをたぶんまた帰りに見るね刺には触れず
ものすごい夕焼けかもな紫煙とか上がって消えていった時のは
曖昧になかったことになっている首には急所がいっぱいらしい
ズームしたカメラを見てる目のなかに入る景色を忘れろよ今
ねむたげに薄れる声を聞いておくだけだよ夜にやっていいのは
箱ティッシュ投げ落としたら唐突に「いま」って「燃えるゴミ」なんじゃない?
「旅行っていつか全部は終わるってことの終わりのとこだけみたい」
箱を開ける あなたのいない庭にいる 煙はたぶん吸わないでいる
ご焼香などやめにして今夜から楽しいうつろのろくろにゆくか
いつまでも一緒にいるよなんていう嘘についての放課後授業
キスをするみたいに炎を寄せているもうじき夜だね夜は怖いね