転落の空を見送りながら行く旅に快晴さらば快晴
初恋はどうです勃起しかかった永劫回帰を語る餌場で
くちびるをあたえし夢の黄金をゆびさし「これがおれ」だと言った
雑念はさておきここに八万のミキサーによる小松菜ジュース
焼き鳥の串をゆっくり抜くように吾の退屈をたいらげてくれ
世界って今後しばらく終わらないっぽいって話は本当ですか?
どこでもないどこかでリボンが歪む音「いきたいばしょはどこにあります?」
死んだって聞かされた日のおれが夜飲んだポン酒の味がこれだよ
にんげんのこころを焼いて網変えてつまんないってガムの二粒
おれたぶん初恋かもって笑いながらシンクを流れる水、水色