唐突に罪人となった朝が来て早く、誰か、僕を、指して
ひとり死ぬところを見たよ僕たちが並行世界で笑ってたころ
ふたりめが自分である日を祈ってる、君が「フローフシ」であること
夢でみたような気がした死に様を君に見ている煉獄、ごめん
君のいる世界に僕がいるという解釈に納得できずに夜は結界
ぐるぐるの螺旋階段の罪のある生まれたこと、そう、それ自体
ここにいる生きているまま罰を受ける「生きて」と君が告げる執行
虹の中を抜けて僕らは僕らという闘争の日をここに抱いた
我が夏が全てになる日よ知らぬまま君を救ったさいわいの朝
僕の指の冷たさを受け止めている傷ついた温い硝子の罅を