外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

架空の鹿の死

架空の鹿の死
この物語はフィクションです。 唐突に泣き始めたのが午後四時だった。どうしてだかわからないけれどわたしは午後四時という時刻が嫌いではやく五時にならないだろうかと思う。五時になったら夜だから眠ってもいいというルールをいつ決め […](更新日:2016月1月28日)
架空の鹿の死(2)
この物語はフィクションです。 午前八時に起きた。わたしは自分が泣いているのを確認した。オーケー、涙はここにある。それはよいことだった。少なくともそれは間違っていなかったし誰を傷つけることもなかった。わたしはわたしの鹿を殺 […](更新日:2016月1月29日)
架空の鹿の死(3/そしてこれでおわり)
この物語はフィクションです。 話し合おう、と声が聞こえる。そうだね、とわたしは答える。 わたしの部屋がここにある。わたしの部屋、わたしの頭痛、わたしのロキソニン。ロキソニンは「いざというときのために」友人がくれた。わたし […](更新日:2016月1月30日)

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