めざめると僕は世界の中心に突っ立ったまま口を開けてた
かわいくておとなしくって夢見てる宇宙から来た天使のような
羽根について夢を見ていた 鳥の名を与えられたる特権として
世界中馬鹿ばかりだと侮った原罪の色をしている猫が見ている
夕焼けのさなかで僕は君の名を呼ぶことさえもできない「罰だ」
ねえティンク、君を殺せる権限を、僕に与えてほんとにいいの
唐突にやさしいやさしい神様がライダーキックの正義で ぱりん
「神様。僕が天使にはなれないとしても、世界を救うための知を信じます」
さようなら、僕のティンク。君が永遠に生きるための魔法を今日、探しに行くよ。
きっといつかそのようになる優しげな男がひとり駆け寄ってくる