最初から報いを受けた 水没は字が揺れている 読めない いつも
ざざざっと風になれてるような気がしてた僕が矛盾をしてた
したのほうからつらぬいておしまいにしてしまってよ林檎が煮えた
モザイクにまみれているか羅針盤棒状のものを隔離いたします
セックスをめちゃくちゃしたい あと腹を裂かれてせせら笑われてたい
ゆうぐれを抱きしめながら落ちてゆく罰を知らない教わってない
僕の言語。君の言語とちがうのにどうしてわかったふりをしてるの
がしゃん。ぱりん。ぐしゃぐしゃ。土まみれの。食べ物。食べ物。
ぐずぐずの夕暮れだったぼくたちが密室マルバツゲームをしたのは
塔からはたぶん見えてる出来事を見なかった罪落下傘がない
穴があるという事実に単純に向き合いながら「僕が撃ったね」
脳味噌までつらぬいて穿つグチャグチャのむこうであなたが遠くを見てた
ようやっと「できない」という立証が終わった夜に死体をあとに
宇宙へは行けないようだ人類のままの体を捨てる手がない
何回めだったのだろう辻斬りをされる目つきで死んでた僕の
「大差ないさおまえもあいつもそのほかもみんな同じ素人なんだ」
死について詳しい話を聞きながら風呂へと向かう長い坂道
棒を建てる(塔を立てる)現象の汗臭さには辟易するね
「じゃあ死ぬね」「できないだろう」「うん」水に浮かんでお湯にさよなら 今日は
「空を飛ぶときは呼んでよプロとして言うことがある、奈落について」
また死んだらしいってことを遠巻きに僕は手紙を濡らしてました
穴ぼこにまみれた星で泣いている「あんたに似てる」「死だ」殺したの
夕焼けのなかで空いてた穴ぼこのひどくしめった水没の指