外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

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三年

金木犀ゆれるいっとき迷家に行ける気がして下を向いてた
あなたもういない校舎の裏側のコンビニエンスストアまで行く
ぬばたまの残業代を数えてるオフィスグリコの何回分か
月面の兎たち今泣きながら働いている同じ感じで
ただ一度あなたが声を聞かせたというそれだけの三年だった
学校の太鼓が鳴る時見上げてた校舎の裏のビルの四階
お茶碗についでしばらく放っておく耐えられないの少しの熱も
屋上のプールに今すぐ飛び込んで月まで帰る迎えを待とう
あなた今月面以外どの場所でどんなかたちの影と踊るの
手のひらがインクで汚れていることに気づいた妙に明るい廊下

何年も詰まっていた作業についに着手できたので今日はよい日でしたが、相も変わらず夜更かしをしているという意味では今日は悪い日でした。悲しいことである。

盆なのでスーパーマーケットがごちそうらしきものであふれかえっており、半額になったところをしめしめと買って帰りました。実際にごちそうかというと微妙なのですが、いつも食べないものであるという点はそうです。

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