顔のないデッサン人形転がしていつまでも顔を探しています 大きさは関係がない コロッケにソースをかけたところが大事 舞台にはわたしはいないはずだった煌々と咲く花がいっぱい 揚げ物に服を着せてる夕暮れに今夜のうちにみんな死ぬのに わたしは今誰が誰だか唐突にわからなくなる街角にいる ぼんやりと腹が痛くて誰しもが信じられない街角である 大事にしていたぬいぐるみ今ここになくてひどく傷ついていた 店の前で力が抜けて行く時に誰しも敵であった街路樹 飴玉の味が知らないやつだった時に今でも驚いている 正直なおじいさんだけ助かって世界の終わりに犬を飼ってる
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パニック障害を15年くらい煩っていて、もうだいぶんおちついたんですけど、街角のあらゆるところに不安が潜んでいた時期のことはわりと創作に繋がっているような気がします。
「みんな敵」だと思っていた時期があって、「みんなと敵対している」という意味ではなく、「基本的にだれしもと敵対する可能性があって頼れる相手がいるわけではない」というニュアンスでした。今でもわりと、みんな敵だと思った方が楽だなと思っているかもしれない。みんな敵なのに仲良くできていてすごい。
具合が悪くて、コンビニで甘いものを買ってきて3日に分けて食べました。具合が悪いときの対処として正しいとは言えないが……。