6面ダイス(サイコロ)を振ってお花見をするゲームです。ぼんやりとはじまってぼんやりと終わります。
人数何人でも、GMは不要です。
頭上に花が広がって、花びらがひっきりなしに降る。お花見をしている。いつからだっただろう?
丸くて大きな光るものひとつ。あれはなんだろうか? だいじなひとといる。だれだっけ?
以下、<+数字>とある場合、計上しておくこと。
いったいいつからここにいるのか、6面ダイスで決定する。
1:今朝からずっと、ここにいる。<+1>
2:いつからなんて、どうでもいい。<+2>
3:ついさっき来たばかりだと思い出す。<+1>
4:もう何光年もここにいる。<+3>
5:きのうからここにいて、帰れないでいる。<+0>
6:いつからでもいいから、早く帰りたい。<+4>
空で光るあれが何なのか、6面ダイスで決定する。
1:なんだ、ただの月だ。<+1>
2:流れ星だ。お願いをしなきゃ。<+2>
3:大きなお団子だ。食べたいな。<+2>
4:見ている間に消え失せてしまった。<+3>
5:大好きな人だ。抱き留めてあげなきゃ。<+0>
6:隕石だ。死んでしまうかもしれないな。<+5>
一緒にいるのが何なのか、6面ダイスで決定する。
1:星の光が揺れているだけだった。<+1>
2:大切な友達だ。いっしょにいられてよかった。<+2>
3:桜の精だ。とてもきれいだな。<+3>
4:自分自身だ。ちょっと怖いな。<+4>
5:昔好きだったひとだ。会えてうれしいな。<+3>
6:ほんとにだれだっけ? 怖くなってきた。<+5>
けものたちがいる。怪物たちがいる。友達がいる。
仲間がいる。自分がいる。妖精がいる。すきなひとがいる。
遊ぼうよと誘ってくる。
なにをしようか。
なにをするのか、<+数字>が少ないものが代表して、6面ダイスで決定する。
1:のみくらべ・たべくらべ
2:即興芝居
3:囲碁・将棋・トランプ・その他の卓上遊戯
4:かけっこ
5:早口言葉
6:相撲
持っている<+数字>が6~の場合、確定で勝利する。
持っている<+数字>が1~5である場合、6面ダイスを1回振り、出た数字が自分の<+数字>と一致しているかそれより少なければ勝利する。
良い気分になり、意識がほどけていく。
みるみるうちに世界が溶けていく。
どろどろに包まれて、窒息感にみまわれる。
花が散って、顔にかかる。見上げると花が満開だ。まどろんでいただけだったのだろうか?
誰かがくすくすと笑う声が聞こえ、星が揶揄うようにまたたく。あたたかい、春の夜だ。