外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

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アイス半分

喫茶室どこも閉まって行き着いた席にあなたを招いてる夜
空からは何にも降らない午後七時机の上に水の輪を見る
パフェに差すスプーンの先少しだけ割れててこれじゃ殺せないよね
花束を足したり引いたりしてくれた店員さんに一輪捧ぐ
しょうもない人生だよと言い聞かせながら氷の角をつついた
今日あったことを順繰り思い出しながら揺れる冷房風を見ている
サンドイッチ品切れとなる時ばかりサンドイッチの欲が募った
斜めにはならないように半月をそっと浮かべるクリームソーダ
星屑を集めたような点灯を順番に見てただ待っている
マヨネーズ味のコーンを食べながらなんだかすごくお腹が空いた

今日は友達のリクエストで喫茶店の短歌を作ったのですが、最近ちゃんとした喫茶店(ちゃんとした喫茶店というのは、コメダ以外のことです)に行っていないので、これは本当に喫茶店だろうか。ファミレスかもしれない。ファミレスには多いとき週2で行くので……。

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