銃口を向けたかなたに喘ぐのはどこにもいないはずの極点
目覚めるとわたしはわたしの顔をしていますと四方の壁が囁く
あゆむひとあなた昨日に置いてきたサンドイッチを忘れなさいよ
手を取ってさあ行きましょう闇夜なき閉じたわたしのからだのなかへ
いないいないばあのつづきが知りたくて階段下で目を凝らしてる
どこかでまだ生きてるあなたを探してるのはわたしですかさあどうでしょう
孤独とは死して感じることのない痛みのようだ紫陽花を抱く
宇宙から見ればわたしはちっぽけな点の姿をして漂った
あの庭であなたの指に触れたとき溢れた頭痛が愛であるなら
焼きついたひとみのなかに閉じ込めたあなたなき日を生還と呼ぶ