ベッドから見える地平がなによりも広くて狭い夜がまた来る 軋むのは夢魔がやってきたという秘密の園が見つかったせい どうしようもないと千回唱えたらどうでもいいが来ないだろうか 眠りにつく前に聞こえた「明日というものを片付けておくからね」 あらゆるを食べる獏から盗んだのはあなたに捧げる猿の人形 順番を抜かさないでね間違いがないとまだはっきりしていない 猿だったことあるらしい我々の比喩の意味ではふさわしいから 全身にゆっくり触れる爪の端が輪郭を知らせてくれている おいでって誘われたのは死んでって頼まれたのと多分同じで 臍の下あたりに秘密の園がある 奪われたからわたしではない
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たまに発作的に性愛の歌が詠みたくなります。