「世界終焉五秒前」は、壮大かつヒロイック、シリアスにもコミカルにもなりうるシナリオです。ルートによってラブストーリーになる可能性もあります。
『冥冥の国』は、漠然とした状況やちょっとよくわからないシーンを描くのにも適しています。
シナリオ概要
●シチュエーション:世界が終わろうとしている
●適したPCの設定:めちゃくちゃな設定が発生する可能性がある
●奇跡到達の可能性:普通
0.準備
PC用の[念願]を選択する。
1.導入フェイズ
強大な敵によって、あと五秒で世界が終わろうとしている。果たして食い止められるだろうか。
▶脱落表をロール、[脱落判定]を行う。
◇脱落表
①これは現実の出来事ではない【2】
②敵に殺される【3】
③敵に飲み込まれる【3】
④敵の一部になる【3】
⑤人類に裏切られる【4】
⑥人類に見捨てられる【4】
⑦諦める【4】
⑧実はPCは敵のスパイだった【5】
⑨実はPCは敵と親しい間柄だった【5】
⑩実はPCこそが敵だった【5】
※このシナリオにおける[脱落]は、世界終焉を食い止められないことを指す。
2.探究フェイズ
一秒で状況を把握しよう。
◇探究表
①凹:世界の真理を知っている[-3]
②凹:世界を再構成できる[-3]
③凹:敵の弱点を知っている[-2]
④凹:敵の正体を知っている[-2]
⑤凹:人類に信頼されている[-1]
⑥凹:世界を救いたい理由がある[-1]
⑦凸:仲間は誰もいない[+1]
⑧凸:大怪我をしている[+1]
⑨凸:すでに世界の大半は失われた[+2]
⑩凸:そもそも世界とは何だ……?[+2]
▶脱落表をロール、判定する。
3.生活フェイズ
一秒で状況を整理しよう。
◇生活表
①凹:全部なんとかなる魔法[-3]
②凹:無敵の武器[-2]
③凹:自分だけは助かる装甲[-2]
④凹:やる気[-1]
⑤凹:希望[-1]
⑥凸:もう間に合わないかもしれない[+1]
⑦凸:体力の限界[+1]
⑧凸:あいつは嘘をついていた[+2]
⑨凸:敵の居場所がわからない[+2]
⑩凸:消滅していく世界[+3]
▶脱落表をロール、判定する。
4.困難フェイズ
残り三秒。間に合うだろうか。
◇困難表
①凹:敵に命中した[-2]
②凹:人類の叡智の勝利[-2]
③凹:儀式が完成する[-1]
④凹:敵を味方につける[-1]
⑤凸:武器を奪われる[+1]
⑥凸:口を塞がれる[+1]
⑦凸:拘束される[+2]
⑧凸:自分には殺せない[+2]
⑨凸:敵に洗脳される[+3]
⑩凸:敵と恋に落ちる[+3]
▶脱落表をロール、判定する。
5.奇跡フェイズ
そして、世界がある。
◇奇跡表
①世界は救われた
②世界は再創造された
③世界は敵と共に新たに歩み始めた
④人類は新たな世界へ移動した
⑤人類は新人類へと進化した
⑥世界は滅びたが、PCと敵は共に新たな世界を作ることにした
⑦世界は滅びたが、伝説は語り継がれた
⑧そもそも世界とは何を指していたのだろうか?
⑨起きたら全部元通りになっていた
⑩どうして君のことを敵だと思っていたんだろう?
※奇跡判定は下方ロール(以下で奇跡達成)のため注意。
▶達成できなかった場合、脱落表をロールする。