7.シナリオの構成

以下は、『冥冥の国』における、シナリオの基本的な形です。
全て書き上がり、仕上がったシナリオで遊んでも、自分で書いたシナリオの書けたところまでで遊び、続きをまた書くという形でだんだん仕上げていっても、どちらでもOKです。
 
『冥冥の国』のシナリオフォーマットは、開かれた自由なフォーマットです。以下を基本として、好みの形に改変してOKです。
書いて発表したシナリオに関して、選択ルールは使用しないでほしい(1PC以外で遊ばないでほしい、あるいはそれ以外のPC数の指定がある等)等、遊び方に希望がある場合、シナリオライターはシナリオ本文にはっきり明記してください。
また、シナリオを書く際参考にしたオマージュ元や参考作品・参考資料などがある場合、シナリオに記載してください。

⓪基本的な形

シナリオは、[導入描写]と、1D10のダイスロール表によって構成します。表は下記5つが想定されていますが、フェイズごとに別の[脱落表]を用意しても問題ありません。
・脱落表
・探究表
・生活表
・困難表
・奇跡表

①導入描写

シナリオの世界観やPCの現在の状況を伝えるための[導入描写]を行います。

②脱落表

シナリオの世界観に応じた脱落内容および、その脱落に至る判定に使用する数値が記載された表です。
脱落内容は絶望的なものである必要はなく、「夢から覚める」等、『冥冥の国』のセッションが終わる内容であれば何でも構いません。

③探究表/生活表/困難表

探究・生活・困難に応じた内容の[凹]と[凸]が記載された表です。凹からは[脱落判定の目標値]に対するマイナス補正、凸からはプラス補正が発生します。凹(マイナス補正)を集めた方が奇跡に到達しやすいです。
自動脱落・脱落自動回避に入ることもあります。
基本的には以下のバランスを想定していますが、調整してもよいでしょう。
探究表:6つの凹と4つの凸
生活表:5つの凹と5つの凸
困難表:4つの凹と6つの凸

④奇跡表

奇跡達成した際、この表を振り、どのような奇跡に至ったか決定します。

⑤おまけ

サンプルシナリオには、フェイズごとにちょっとした文章もついていますが、これは世界観を伝えるために記載したもので、システム上は書いても書かなくてもOKです。
このように、表以外の文章や図、イラストなどをつけたい場合、自由につけてOKです。