気絶するように眠りに落ちる時あれに似ているハンカチ落とし 風が吹くように思えて窓を開けてはみたけれどオレンジの夏 喫茶店の机低くてボールペン投げ出したなら一筋の水 神様がおしえた寂しい音楽をまだ覚えてる新月の夜 立ち方を毎朝覚えているという謎を抱いて次の一歩を 新月は空に開いた穴のように間違いのない真円である 炭酸水飲み干したならわたしには思い出せなくなるべきだった 嫌になるまでほしいって頼んだら一片くらいくれるだろうか 川辺にまだいるね誰しも信仰を捨てた神様月へ行っても サメたちが口を開いて待っているけれど月のかけらは落ちず
◇
自分のしくじりにより明日の休日返上で病院に行くことになり、へこんでいます。