はにかみのリレーを繋ぐネックレスずるいくらいに短い棘だ ねずみがもうなずみでなくてよかったねはずみでもなくてほんとに 牛乳瓶ふりかぶったら受取手いない力がくずれていった いつもそう動物たちは笑わないだけってことはわかってるから 人生はもうはりねずみ自在にはいかない靴の底を鳴らして 廃墟にはすきま多くてすれ違うゴーストたちと隠れんぼする いずれかの理想論から導いたらしいふわふわ よくできている 平らではあれないよ今食べているものばかりからできていないし 駆けていくものを視界の端に見る行ってらっしゃいまた会いましょう 初夏のりんご食べたら寝たふりがずれていくまで見ないでいてね
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人と短歌の話をすることなく無限に毎日10首詠んでいるのですが、今日は人と短歌の話をする機会があってよかったです。
「はにかみの」と「初夏の」は折句です。はりねずみが大好きな人みたいになってしまったな。たまたまです。