外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

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木星

よく見える星をいちばん先に言うゲームをしてはいけない道で
青色の砂漠を作るため明日東急ハンズに行かねばならぬ
スカートの裾を持ち上げたとき待つ白い夜風をもう少しだけ
リモコンを片手に持ってこめかみに当てたら別の人のスイッチ
木星が熱すぎるから神様は膨らみ続けてもうわからない
熱すぎるスープをコップに入れたまま朝が終わってしまう一日
季節とは呼べないほどに少しだけ暑さ寒さを調整したい
カーテンの端から端までくるまって太陽光を直に見ている
死んでいた人が昔いたって街をゆく全然普通の街を歩く
十個分食べたあとにも後悔はしていませんよと約束をする

Twitterを見ていたらカヌレを10個買った人がいました。

小澤俊夫『昔話のコスモロジー ひとと動物の婚姻譚』を読んでいたら、日本人は異類の恋人に冷たいとヨーロッパ圏の人にたくさん言われた、という旨が3回くらい書いてあって、ちょっとかわいかったです。

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