カーテンが揺れる部屋から窓の外ぽっかりあがる夕焼けがある あるくとき草の匂いがいつもしていたのは子供だったからだよ 情熱を傾けている傾いた首がもどらぬほどにななめになって いつも言う言葉は呪文のようであるおはようだとかそれだけだって パフェの中に転がっているひとつぶのナッツを探すように寂しい 下校中立ち寄る喫茶店でだけ教えてもらえる数式がある 帰り道一段高い場所からは降りてはいけないつかまりますよ 教室でまどろんでいる本たちがわたしを探している声を聞く コップまで遠くて飲めない水だったあなたの声を聞いている時 夜が来る前に揺らしたブランコの上に誰かがいるみたいだね
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広島県立美術館でやっている安野光雅展に行きました。展示はすごくよかったのですが、時間配分を間違え、常設展を駆け回ってしまった。
学校って通っていた頃は大嫌いだったのに学校を模したものはかわいいと感じて不思議だな。