川辺にはもうすぐだって父親のまだ離さない手が熱を持つ 眠りにはいつも直近な感情を抱いているのに言葉にならず まだここにいるって転がり落ちていく斜面の先に飛蝗一匹 風を追うだけの数瞬体温が少し下がってもう秋だった おわかれを言おうと思う草舟を流す用意を整えながら 忘れたいことを脳裏で繰り返し別の形になるまで撫でた 見せたくて振り返ったら闇である妖怪たちが手を振っている 育ちきる前みたいって判断をくだされたまま止まったバナナ 歩幅いつ広くなったかわからずに帰りの時間はいずれ落日 立ち上がる視界が急にぐらついたままでゆっくり歩き始める
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寝ても寝ても眠い。寝ても寝ても眠いと何度も書いている気がする。
思ったより大量に買ってしまったデーツを思ったより早く食べ終わってしまったので、なんだか間違ったことをしたような気がする。