似合ってるような気がして銀色のひとつながりをシャツの襟から
足首につけた香水華やいで行かないでいいオフィスを思う
類語とは言えないあなたとわたしさえ隣に並んでカフェオレを飲む
オフィスでは着ないであろう夕暮れの刺繍をひとつ仕上げ終わった
自由自在にはなれないがカーディガンの穴のひとつにリボンを結ぶ
いつまでも帰らないって約束をできたらいいな電車のホーム
繋がったチェーンのひとつから体抜けて二度とは帰らない場所
穴というものは世界の外側に瞬きをするために掘られた
コーヒーを一杯飲んで香水の匂いは落ちてただの雑踏
ものすごく強く聞こえたラブソング 飲み屋街には寄らずに帰る

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