承前
別府旅行に行こうと急に言い始めて、別府のことは何も知らないところから始まって急に滅茶苦茶調べたので、急に詳しくなった状態で別府に飛び込んだ。楽しかった。
出発
4時半に無事起床。だいたいこれくらいに起きたかったので良かった。飛び起きて、THE YELLOW MONKEY「楽園」を聴きながら飛び出す準備をする。楽園へ行こう!
始発の新幹線に乗るときはタクシーを使っていいことにしている。タクシーで広島駅につけられる場所に住めてよかったな~と思いながら旅立つ。
なぜか、スマートEXのICカード登録が飛んでいて焦るが、すぐに原因が突き止められ、改善し、間に合うように乗り込めて良かった。駅構内の駅弁屋さんで何か買うか迷ったが現地で朝ごはんの予定があったので、梅おにぎりとほうじ茶だけ買う。梅おにぎりが好きだ。
始発の新幹線に無事乗り込み、広島から小倉まで。冬の始発旅は真っ暗だ。指定席はガラガラで、自由席でも別によかったかも。スマートEXだと指定も自由もあんまり値段変わらないのだが。
新幹線の中ではずっと編み物をしていた。とはいえ小倉まで1時間しかかからない。
小倉の待ち時間、タンパク質を摂ったほうがいい気がして、ちくわを買って食べた。
「特急ソニック」に乗り換える。ソニックは小倉で席を回転させる。知っていたのだがいざ回すとなるとまごつき、慌てていると、他の乗客がサッと来て助けてくれた。ソニックは観光客もよく乗るからまごつく人にはなれているらしい。ありがとうございました。
ソニックは座席がとてもかわいい。そして、すごく揺れる。
別府着
別府駅に到着。
あれが油屋熊八像か!
赤い。
とても丁寧なつくりのサンタ服を着ていらっしゃった。毎年使うんだろうな。
油屋熊八さんは昭和の別府で地獄巡りを観光名所として広めたことで知られる「別府観光の父」です。
同行者と合流、ごはんを食べに「茶房信濃屋」へ。古くて綺麗な建物と聞いて来たかった。
ほんとに綺麗な建物で素敵でした。家具もシャンデリアも窓も綺麗だった。
だんご汁定食とても美味しかった! ここのだんご汁が美味しすぎ、家で再現できる気がしなくて、むしろだんご汁セットを買って帰るかどうかでその後悩む。
ごはんを食べながら旅程をまったり確認していて気づいたのだが、目的地のひとつ「別府ラクテンチ」(遊園地)が、旅行中(16日と17日)休みであるということに気づく。ああ! あんなにいろんなことを調べたのに、定休日が抜けていた。
じゃあ……プランBということで。
別府市街観光
行くか。
グローバルタワーに……。
地上100メートル地点から、別府市内を一望できる。
ちょうど方向も一緒だったし、別府公園方面にプラプラ歩いて行き、公園を抜けてグローバルタワーに登った。四方と天井がスケスケの展望台で別府を眺め、ひとしきりはしゃぐ。
行きたいと思っていたので、こっちに来れたのも、まあよかった。
ラクテンチも……まあ、見えたし。
別府ラクテンチには二重式観覧車があり、これは今国内だと別府ラクテンチにしかないのである。乗りたかった。また来るしかないかもしれない。二重式観覧車に乗るために……。
まあ時間あるしなと思い、別府駅方面にプラプラと歩いている最中、「ヒライJr」という文字列が視界をかすめる。ヒライJr?
もしやと思って調べると、「おべんとうのヒライ」のテナントショップらしい。おべんとうのヒライ!
これが……元祖ちくわサラダか!
ちくわサラダは、ちくわにポテトサラダを詰めて揚げたお惣菜で、熊本のソウルフードだそうです。
ずっと前から気になっていて、もうヒライから通販するか迷っていた。のちほどベンチを見つけ座って食べましたが美味しかった。満足した。
駅近くまで戻り、「明石文昭堂」へ。オリジナルデザインの一筆箋や、他のものもいろいろ買いまくる。まあ、文房具屋にしては……買わなかった方ですよ。わたしは。
そのまま「竹瓦小路」と「竹瓦温泉」へ。面白かった。
光の加減で全然伝わらないが、竹瓦小路は現存する最古の木製アーケードだそうです。迫力があった。駅周辺には「Bluebird Sign/青い鳥のしるし」の展示もあったのですが竹瓦小路では特にいくつか見つけられてよかった。これも事前に調べてあったので、何のことだか、わかったのです。
もっと正面から撮ればいいのに……。
竹瓦温泉も面白かった。砂湯にちゃんと入りました。がさがさと埋められて楽しく過ごす。天井がすごく高く、不思議な体験だった。
落としきれなかった砂で髪がゴソゴソするな……と思いながら、何か昼食を探し求め、同行者は角煮まんを、わたしはちくわサラダとパンを、ベンチに座って食べる。そして地獄巡り観光バスのもとへ3分前に辿り着いたのであった。ギリギリだった。
地獄巡り
別府と言えば地獄巡り。
亀の井バスの地獄巡り観光バスはガイドさんが着いていて、昭和から続く伝統あるバスガイドなので楽しみにしていた。車窓の風景をずーっと説明してもらい、歴史から大手旅館の紹介まであって、たいへん満足した。
地獄巡りも、ベタだけどよかったな。特筆して説明することはないですが。
一番好きだったのはやっぱり「血の池地獄」かな~。血の池地獄は豊後国風土記に載っており、風土記を読んでいったので感慨もひとしおだった。こんなに気軽に観られるなんてすごい。あと、軟膏を売っている、この地獄では。早速塗りましたが、けっこう利いた。匂いがすごいが。
旅館へ
地獄めぐりでまあまあお土産を買い、バスを降りてから駅近くでお土産を買い、駅でもお土産を買い、ようやく旅館に辿り着く。
「悠彩の宿 望海」に宿泊しました。わたしが「どうせ温泉街に行くならお部屋食の温泉地温泉地したところがいい」とリクエストしたら取ってくれた。ありがとう。
海のキワに建っているし、別府タワーはすぐそこだし、周りじゅう面白い。あと、多分気を利かせてくださってオーシャンビューの部屋だった。
これは朝撮った写真だが。改めて見たらろくな全体写真がなかった。ろくな写真を撮っていないな。
部屋の「あの部分」が、椅子とかではなく、でかいソファ一個になっていて、割り切っていてよかった。そういう距離感ではないためソファに並んで座るとかはないのだが、各々使いたいときに一人ずつ使った。自由。
この宿はお風呂が光ると記載があり、お風呂が光るとは? と思っていたが、実際光っており、これがけっこういい感じで、よかった。光ります! と書いてあるだけのことはある。細かいところの気配りの利いたいい宿だった。屋上の露天風呂から夜景もけっこう見えたし。
つやつやの……関アジ。
関アジというものの存在を知らなかったのだが、車エビとふぐと関アジから選べると書いてあり、どう考えてもそのアジは「とてつもない」に違いないと思って選んだ。実際とてつもないらしいと、その後調べてわかり、楽しみにしていた。美味しかった!
あと、なんにつけかぼすが付いてくるのがうれしい。かぼすっていい匂いだ。
お刺身、釜飯、小皿(菜の花の辛子和え、海老、もずく酢)、すきやき、パイシチュー、茶碗蒸し(ほうれん草色だった)、天ぷら、お吸い物(でっかい蛤)、プリン、だったと思う。上手に勝ち進みうまく食べきったのだが、うっかり茶碗蒸しのことを忘れているうちにお吸い物も届いてしまい、お吸い物と茶碗蒸しとプリンというベン図の重なりが発生してしまったため、ここの美味しさがおぼろげになる。「プリン普通じゃない?」と訊ねたら「そんなことない、美味いよ」と言われたので、もう、わからなくなっていた、わたしは。
おなかぱちぱちに詰め込まれ、美味しいイカめし……と思いながらぐだぐだしていたらお布団を敷いていただき、てきぱきとした手つきに感心する。感心していたら、お布団敷きの方々(二人組)はやや照れていた。あんまりこういうの、客の前ですることないかもな。わたしも敷いているところを見たのははじめてだった。
部屋食ってぼんやりできてよかった。
荷物を片づけ、さっさと寝る。
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