目は爛爛と輝き、髪は乱れていた

忙しい忙しい、サッとごはんを食べて出なきゃと言いながら、習慣的に黒糖オーツミルクラテを作ってしまった。諦め、腰を据えて穏やかに過ごす。別に、9時に出かければそれでよかったのだが、そわそわしているので早く着いてしまいたかったのだ。文具女子博popupin広島に行った日の記録である。

オーツミルクにハマっている。わたしは牛乳アレルギーがうっすらあり、まあ無視して飲んでいたのだが、普通に体調を崩していた。オーツミルクでは全然体調が崩れなくて嬉しい。飲み始めた頃は「なんだこの……すごく薄い豆乳っぽいものは……」と思ったのだが慣れて美味しく感じるようになった。

わたしの食生活はすぐにタンパク質過多になるので、そういう意味でも合っている。


町行く人々が皆、冬ではない格好をしている。漠然と着込んではいるがコートは着ていない、マフラーも巻いていない、でも半袖ではない、という格好である。パーカーの人が圧倒的に多い。たしかにパーカーを外で着ることって10月くらいしかないかもしれない。


文具女子博popupin広島に行った。かわいい文具を売るブースが集まるイベントである。

ギョリギョリに寒くて気圧も低くておまけに雨が降っている日だったので大変体調が悪く、移動だけで疲れてトイレで吐きそうになる。わたしはすぐ吐きそうになるのでこれは普通の状態なのだがしかし紙もののイベント会場で吐くとハチャメチャに困る。なんとか腹を落ち着かせて列に並ぶ。

目当ての商品が別段ないので列に並ぶ必要ぜーんぜんなかったのだが、「情熱」が伝わるなら何でもやりたいという気持ちが有り余っていた。広島はハンズもLoftも縮小してしまって「情熱」が余っているのだ。

屋上に連れて行かれて待機列を形成する。列をさばくスタッフさんがすごく多くて、しかも年配のスーツの、いうたらエライ雰囲気の人が多く、イベントとしての注目度の高さを感じた。それはそうと広島そごうの屋上は普段何に使っているエリアなのだろう。そもそも解放されているエリアなのだろうか。

イベントはとても楽しかった。5万円買った。周りじゅう文具の話しかしていないし、ブースにいる(多分)社員さんとも話せて嬉しかった。やはり普段使っているものがどんなに名品かを企業の中の人に言うべきなんだよな。手紙とかメールとかもっと出すべき。

でも、文具女子博は、オマケとして鏡を渡してくるのをいいかげん辞めて欲しい。使わなすぎる。文具のイベントなのになんで鏡なんだ……。きんちゃくとまで言わないから、封筒とかくれないか。買ったものやノベルティを整理するから。

11月4日まで続くので、おかわりするかどうか迷っている。行ったらまた5万円くらい買う気がするので、うーん。買ってもいいが、買った方がいいものはこの世に山のようにあるのだ。パジャマとか……。

会場を離脱し、疲れ切っていたのでスフレオムライスを食べた。明らかに薄焼き卵タイプのオムライスの方が好き(「噛み応え」というものをとにかく愛していて、少しでも硬い方がいいから)なのだが、ゆっくり舐めるような種類のものを食べた方が、精神を穏やかにする機能があるような気がしたので……。興奮していたので……。

目は爛爛と輝き、髪は乱れていたので……。

文具を買っただけなのに。

実際ゆっくりできた。二度と立てなくなるかと思った。アドレナリンが出ているうちにサッと家に帰った方が良かったのかもしれない。


(かっこ)の中に長々と注釈を書いてしまうのは海外文学にかぶれた結果だろうなと思った。文章って好きなものや愛したものの詰め合わせだな。文章に限らないが……。


毎朝YouTubeで他人の生活を観ており、YouTubeって「窓」だなと思う。しかしそもそもテレビ番組をつけるという行為が「窓」だと思うのである。

実家は山の中にあって、緑が野放図に見放題だった。子供の頃、町中まで遊びに行ったとき急に、「都会」には「見放題」の要素が少ないから、色々飾り付けたり木を植えたりすることで、擬似的に「山」を再現しているのではないか、と思ったことがある。山っていうか、自然とか、木とか、川とか、花とかのことだが。

「窓の外に山がある」というのがわたしのデフォルトなのだが今の家の窓からはろくに山が見えず、家に「窓」を作るためにYouTubeを観ているふしがあるし、せっせと観葉植物を育てているふしもある。山から逃れられない。

冬になるとテレビが欲しくなる。季節に関係なくよく光る、でかい窓が欲しいのだろう。


ふとんが全然わたしの上に掛かっていてくれない。わたしが悪いのか? 布団カバーが悪いのか?

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