外マドレーヌ─哉村哉子いろいろ置き場

小説

バレンタインデー
肉が食いたい、と言われたので、冷蔵庫の中身を思い出している。なにが食べたいと指定してくるのはありがたいのだけど […](更新日:2011月2月14日)
おめでとう
彼は彼の住んでいる国を、はるか遠い国、と呼ぶ。それは僕の住んでいる国でもあるのだから、僕は生まれてからこのかた […](更新日:2015月7月4日)
おやすみ
わたしには好きな人がいたはずだ、ということを、突然彼女は思い出す。彼女は自宅にいて、仕事を終えて、彼女の生活に […](更新日:2015月7月4日)
ありがとう
角はアンテナのように彼のなかからあらゆるものを吸い上げてゆく。 そして彼は拘束されてあらゆる刺激を排除された部 […](更新日:2015月7月4日)
ただいま
子供の頃の夢は平凡な家庭を持つことだったと彼は言う。そしてそれはある意味で叶っている。彼は養うべき人間を持ちあ […](更新日:2015月7月4日)
さようなら
インターネットをするのは禁止、と言われた。 教師と親が集まって、子供がインターネットをすることの危険性について […](更新日:2015月7月4日)
はじめまして
彼は煙草を吸うことができない、ただふかすだけだ。彼は酒が飲めないし、ブラックコーヒーを飲むこともできない。彼は […](更新日:2016月1月4日)
異文化交流総菜録(1)夏目漱石と大根餅
米を砥ぎ、浸水する。かつおを煮てだしを取る。豚肉とたまねぎをみじん切りにし、卵、小麦粉と混ぜ合わせ、ラードでじ […](更新日:2016月5月9日)
異文化交流総菜録(2)村上春樹とクレソン
バターを多めにパンだねを捏ね、電子レンジを使用して発酵させている間にスモークサーモンを買いに行く。戻ったら整形 […](更新日:2016月5月14日)
王国で会いましょう
「ねえ、それ、旧型キャップレスじゃありません?」 いいにおいのする女の子、というものに気後れをするのは年を経て […](更新日:2016月5月16日)
ケーススタディ山口君の場合 1-1
Q,山口菜種君はサラリーマンを経て唐突に菓子職人になると言い出しフランスに留学して帰ってきたアラサー男性、辻菜 […](更新日:2016月8月9日)
ケーススタディ山口くんの場合 1-2
ここにいるのは辻菜摘さん(腐女子歴16年)と、その大学の先輩こと大学二年生の時同棲していた相手である山口菜種く […](更新日:2016月8月10日)
ケーススタディP子さんの場合
P子さんは悩んでいた。 P子さんには当然本名もあればHNもあるのだが、もっぱらP子という名前で親しまれておりな […](更新日:2016月8月23日)
ケーススタディ田中の場合
あらゆる同人関係の友人知人は、田中の本名を覚えられない。 あまりにも田中の作風とかけ離れているからである。 田 […](更新日:2016月8月23日)

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